イースターの語源やつづり(スペル)、うさぎや卵がなぜシンボルなのかや、日にち情報なども紹介!

最近スーパーとかで春になると見かける、イースターという言葉や、うさぎとか卵の形のチョコレートとかよく見かけるようになりましたね。

ただ、結局のところそれが何を表しているのかといったようなこと、色々と分からないですよね。

わかったようでわからない、西洋のお祭り、イースターについて、うさぎや卵の話や語源、つづりといった、わかりにくいところを中心に、ご紹介していきたいと思います。

ここでは、

  • イースターの語源やスペルは?
  • イースター のシンボルがなぜウサギや卵なのか?
  • イースターの日にちは? 決まってる?

といった疑問にお答えしていきたいと思います。

イースターの語源とスペル(つづり)について

現代のイースターの語源ですが、イースターは日本語で言うところの復活祭と呼ばれます。

これは、磔にされたイエスキリストが三日後に復活したという聖書の物語に由来します。

復活祭はキリスト教では、イエスとキリストの復活を祝う日だったのですが、一方で キリスト教とゲルマン民族の土着宗教の「春の女神 エステラ」が融合することで生まれた文化です。

この春の女神エステラが語源で、英語になった時にイースターとなりました。

キリスト教が外国に布教して勢力を拡大する時に、土着の神々を悪魔として扱っては移籍しましたが、時に土着の神々をキリスト教に受け入れた方が良い場合はその文化を融合させました。

その例がこのイースターであり、クリスマスなども同じ土着宗教の名残です。

イースターのスペルは EASTERです。

ちなみに、イタリア語でのつづりは、PASQUAといいます。

ラテン語圏では、こちらに近い言葉を使うことが多いです。

実はイースター以前に、もともとキリスト教の元となるユダヤ教にも、イースターの文化の元となる祭がありました。

こちらの語源は、イエス・キリストも使ったとされるヘブライ語の「PESACH」で、通過するという意味を持ちます。

これはユダヤ教の祭で、「過越の祭」と呼ばれます。

これは旧約聖書「出エジプト記第12章」の物語で、エジプトの奴隷として虐げられていた、ユダヤ人が、モーゼを中心にエジプトを出て行こうとするのですが、ファラオが妨害をします。

この時、神がファラオとエジプトに対して、行った10の災いの10番目が、エジプト人のすべての「初子」を亡き者とするというもので、戸口にユダヤ人の印のない家の子の、神によって人も家畜も初めての子供の命が奪われました。

ユダヤ人が「過越された」として、PASQUA(イースター)を祝う文化がありました。

英語のPASSが、同じ語源ですね。

イースターがうさぎや卵のキャラクターなのはなぜ?

春を祝う「春の女神エストラ」と、死から復活したイエス・キリストを象徴して、生命の復活を祝うという意味から、卵(イースターエッグ)や、多くの子供を産む、生命のシンボルとしてのウサギがイースターの象徴となりました。

またのうさぎはキリスト自身のシンボルであったとも言われています。

また、飛び跳ねる様子から飛躍の象徴と言われてもいます。

また、卵は生命復活のシンボルとして扱われているのですが、もう一つの逸話があります。

キリストが埋葬された3日後の日曜日の早朝に、マグダラのマリアが、墓を訪れたところ、墓は空で、そこに現れた、天使が、「キリストが復活した」という話を聞き、その話を他の信徒に伝えに行きます。

信徒たちは、そのことが信じられず、「あなたが手に持っている白い卵が赤くなるくらいあありえない」といったところ、マグダラのマリアが持っていた卵が、赤くなったという伝説に基づくと言われます。

いまだに、卵に色をつけるのはその伝説の名残だと言われています。

イースターの日にちは? 決まってる?

イースターの日にちは、イエス・キリストが復活した日に合わせいて、元々は以下のように計算されています。

復活祭の日付は、移動祝日とされていて、日本に伝わってきているイースターの日付は、基本的にはグレゴリオ暦を用いる西方教会のものになります。

考え方の基本は、3月22日から4月25日の間のいずれかの日曜日ということになっています。

現在のイースターの日にちの計算方法としては、キリスト教が定める春分の日である、3月21日を起点として、それ以降の最初の暦上の満月(新月から数えて14日目)を過ぎた、最初の日曜日がイースター(復活祭)となりました。

2020年は7月12日になっています。

ちなみに2020年4月は、スーパームーンであった、4月8日が満月になっています。

4月8日から、初めての日曜日が4月12日ということになっています。

イースターにうさぎや卵ってなぜなの?2020年の日にちや語源やスペルも紹介:まとめ

イースターにまつわるうさぎや卵がなぜシンボルとして扱われているのかや、イースターの語源、日にちの計算方法やスペルなど、ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

日本に定着しつつある、イースターのイベントですが、キリスト教と密接な関係があるのがよくわかったかと思います。

ハロウィンやクリスマスに次いで、日本に定着しつつある、イースター、子供たちが喜ぶ行事が増えていきますね。

2020年の今年は、新型ウィルスの影響で、イベントが中止されること多い日本ですが、ぜひイースター、チョコエッグ探しなど、家の中で家族で楽しんでもらえたらと思います。